梅雨まっさかり
毎年のことだが、梅雨はうっとうしい。
でも、この時期鳥たちは繁殖に忙しく、それを見るのは大きな楽しみである。
ことに、子育て中の猛禽の姿を求めるのは、限りなく嬉しい。
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子供に餌を運ぶオジロワシ
ヘビを運んでいるかと思いきや、魚である。
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霧の中でも、獲物を探しに外へ出てゆくハヤブサ
おまえも大変だねぇ。
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そしてチュウヒは、草むらに潜むネズミ探しに余念がない
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白っぽく美しいチュウヒ。
いくつの冬、美しいチュウヒを求めて干拓地を探し回ったろう。
それが今、私の前を飛ぶ
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雨の電信柱で、チゴハヤブサが羽を休める。
渡りの途中か、それともここが繁殖地なのか。
今年の夏も、君たちの子育てを見たいものだと思っている。
その時にはよろしく。
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青い柿の実が窓の外で濡れる、雨の昼下がり。
鳥たちの姿を思い出して、私はひとり微笑む。