年の瀬
私くらいの年齢になると、1年が過ぎ去るのは速いものだ
ああもう年の瀬か、毎年この感慨をくり返しつつ、また暮れてゆく
今年新たな旅に出て 新たな山に 心は震えた
感受性を研ぎ澄ませつつ いつも何かを求めて生きたい
そう思った1年であったことを感謝して
森に分け入り 見ることを許された自然の精の数々
そのことに感謝して
また 新たな出会いによって新しい友を得られたこと
そのことにも喜び
秋 細切れな時間しか取れないものの 新たな読書を始めた
思想や評論 こういったものを開くと
いつまでも学ばなければと思う
自分の人生を、自分の足で歩くため
まわりのすべてに感謝しながら 新しい年を迎えられることを
仕合せなことだと思いつつ
1年が終わりゆく
真砂なす 数なき星のその中に 我にむかひて光る星あり
(正岡 子規)
新たな年に 多くの希望をいだいて 今日も眠ろう