小春日和
あっという間の11月である
北海道、東川村から新米が届いた。
ゆめぴりか、このお米はとても美味しい。
東川村を夏に訪れて、駆け足ながらチゴハヤブサの撮影をした。
道の駅にゆめぴりかが出ていて、添えられたカードに「有機栽培米」と記載がある。
「あぜにハーブを植えて、害虫が来ないようにしています」との説明。
袋の裏に生産者の名前が書いてあるのをメモし、早速訪ねる事にした。
お会いできた男性は、まだ若さの残るお年頃。
長身痩躯で、どこか職人さんのような実直な印象だった。
直売ですか、やっていますよ
来春、皆さんからの希望を聞いて作付けの量を決めます
今年の新米は、無農薬米は残りが少ないけど、有機栽培のだったら多少あります
有機栽培のは、除草剤1回とあともう1種類農薬を使います
こういうことだったので、有機ので私には充分ですと言って注文をしておいた。
それが届いたのだ。
美味しい。
東川村は大雪山のふもと、私の大好きなところだ。
雪解けのころ、清冽な水は、平地へと向かって流れ出す。
東川村は、その途中にあって水清い場所である。
蕎麦の畑
訪れた時はお祭りで、たくさんの人が楽しんでいた。
よき場所で育ったお米を、新たにできたご縁で頂くことの幸せ。
この夏・秋と、孫が2人生まれた。
そのためにタカを見に行く事もままならないが、これはこれでとても幸せ。
小春日和の良き日に、ここまで齢を重ねてこられたことに感謝する。
人生には悲しいことも多いが、楽しみもちゃんと用意されている。