森へ
そろそろ5月も終わる。
この時期には、珍しい夏鳥がいないかと山へ行く
低い山ではあるが渓流がきれいで、照葉樹の森が広がるところ。
春に咲いていた花には、実がなる時期

沢沿いの道には、早くも山アジサイが花をつける
月が変わる頃には咲くだろう

何の羊歯かは分らないが、面白い造形だ

すごいなあ、誰がこんな形を思いつき造るのか
去年サンコウチョウのメスが居た場所、もっと前にアカショウビンの声を聞いた所と、
期待して回るが今年はダメらしい。
それでも、渓流の音を聞き緑深い森の中にいるだけで幸せ。
虫にも出会う

カメラを数センチまで近づけて写しても逃げない。
写し終わるとトコトコ歩いて行った 君はなんて名前?
森の中には多くの命が息づく
歩いてみると、そのことがよく分る。
毎年毎年、狂いなく芽を出し花をつけ、また狂いなくやってきて巣を作り・・
命のみなもととは何だろう
何かは分らなくとも、それが大地に埋まっているらしいとは見当がつく
私たちが踏む大地や見上げる森、ここに命のみなもとは息づいているようだ
命満つ 声低くともその響き
森いっぱいに とよめき渡る
元気に毎日働いて、たまには命のみなもとへやってきて心楽しむ
それができるのは幸せ。
普通の生活こそが幸せなのだ、若い頃には気づかなかった。
トリカブトの花芽が早くも覗く、初夏の沢すじ

次に来るときには、紫の花穂が爽やかだろう
帰り道では センダンの花がどこでも盛りで
薄紫の花を木いっぱいに付け、風にゆれている

この花を見ると、懐かしくやさしい思いになる
私にとっては、卯の花よりセンダン(棟・オウチ)の方が初夏を告げる花である
見つめつつ静かに心騒ぐ、 好きな花。
棟(おうち)咲く 時の流れの 一瞬を
共に生きなん 優しき花よ