« 河口の夜明け | メイン | 十日恵比寿 »

今年も暮れる

誰もが言っているから、私だけではない。

年々時間の経つのが速くなる。

                                             

ひょっとすると、小さい頃は耐えがたかったいろんなことを、

過ぎ越すのが上手くなっている、だからかもしれない、と思ってみる。

                                              

慌しいからイヤな12月も、もう終わりである。

街をイルミネーションが飾る。

1354954850520_R.jpg

来年はどんな年になるか、毎年のことだが想像はつかない。

                                              


イチローがテレビで、こんなことを言っていた。
                                              

「大きなプレッシャーがある時、それから逃げるか立ち向かうか、その違いは大きい」

たとえ結果は同じように見えても、そこには実は大きな違いが生じている。

「自分が誇れるものがあるとすれば、人生のいろいろな局面において

 逃げずにプレッシャーに立ち向かい、すべて自分で決定をしてきたということである」と。

                                             

我々常人が考えられないような、勝負上の軋轢にさらされ続けてきたであろう彼の言葉は

重い。

                                             
でも、私も知っている。

大きな問題が生じたとき、それから逃げたとしても、またやってくることを。

いつかやってくるそれは、前より大きな宿題となっているのだ。

正面から受け止めて苦闘して、過ぎ越せば、もうそれは卒業。

その繰り返しで人生はできていると。

                                             

こうやって少しずつ少しずつ、人は強くなっていくのかもしれない。

                                             
初めてのお店でご飯を食べる。

壁にはこんな額が。

P1000674_R.jpg

                                             
みんな、いろいろ考えているんだな。

                                              

食事を終えて夜の街へ出ると、電気を借りない、天然のイルミネーションが美しかった。

P1000677_edited-1_R.jpg

ナンキンハゼの実である。

                                                  

今年もお世話になりました。

また来年もよろしくお願いします。