« 秋は移りぬ | メイン | 冬の小鳥 »

脱輪した

朝はいい調子だった。

久しぶりにオオタカ、そして今季初のコチョウゲンボウと、好きなタカを見つけて。

kotyou4906Gk_R_R.jpg


                                                

頭上を小鳥の群れが飛ぶ、何だろう? 見上げつつハンドルにもたれる。

と、ガタンと衝撃。

                                                     


なんてこった、田んぼに脱輪したのだ。

JAFに電話してると、そばのキャベツ畑からおばさん(多分同年代)がやってきて

「大丈夫?」と気遣ってくれる。

                                                  

まもなく作業車から連絡。

現在地を説明するが、なにせここは干拓地の真ん中、何も目印がない。

先ほどのおばちゃんに尋ねながら話してると、「私が代わってやろう」と、作業の手を休めて

説明してくれる。

                                            

お蔭で、30分のち無事に作業車がやってくる。 地獄に仏、嬉しい限り。

きびきびしたお兄さんが、てきぱき働く。

                                               

左の前輪が完全に落ち、後輪は紙一重の所で何とか道路上。

レッカーで引っ張るにもこれじゃあ、と思ってたが、

意外にも、力わざではなく頭脳プレイで解決するのだった。

                                                  
現状はこんな。

P1000638a_R.jpg

まずは、後輪を確保する。

P1000639a_R.jpg

角材、板、金属板、そしてジャッキが主役である。

P1000640_R.jpg

そうやっておいて、前輪を上げる。

P1000641a_R.jpg

上がったー!

                                         

上がった前輪をさらに確保。


P1000642a_R.jpg

前から見たとこデス。

こうやっておいて、作業車のケーブルで故障車を引っ張る。

引っ張る器具も完備しており、決してエンジンを掛けて引っ張るのではなかった。

さて。

                                             

P1000643a_R.jpg

見事。 上がったではないか。

                                               

あとは、自力で前に出て完全脱出するだけ。 ここまで、お兄さんがやってくれる。

終始にこやか。 ほっそりした、八重歯の青年だった。

いやー見事な仕事ぶり。

日本ってすごい国だなと、こんなところで感心する。 合掌。


                                        

親切なおばちゃんにも感謝。

お礼にと、朝買ったどらやきを差し上げると、かわりに採ったばかりのブロッコリーを貰ってしまう。 

何をしてるのやら、これじゃお礼になりませんが。   合掌。                    

                                           

無事帰宅すると、走行メーターはあと45キロで17万キロ。

P1000645a_R.jpg

                                             

7年で17万かあ。 なかなかに走ったものである。

こうやって走り回れるのも、いろんな人の親切あればこそ。

                                            

皆さん、いつもありがとう。

最後に撮ったマヒワです。

上が雄、下が雌。

mahowa4980Gk_R.jpg

                                            


マヒワが飛べば、もうすぐ冬だ。