脱輪した
朝はいい調子だった。
久しぶりにオオタカ、そして今季初のコチョウゲンボウと、好きなタカを見つけて。

頭上を小鳥の群れが飛ぶ、何だろう? 見上げつつハンドルにもたれる。
と、ガタンと衝撃。
なんてこった、田んぼに脱輪したのだ。
JAFに電話してると、そばのキャベツ畑からおばさん(多分同年代)がやってきて
「大丈夫?」と気遣ってくれる。
まもなく作業車から連絡。
現在地を説明するが、なにせここは干拓地の真ん中、何も目印がない。
先ほどのおばちゃんに尋ねながら話してると、「私が代わってやろう」と、作業の手を休めて
説明してくれる。
お蔭で、30分のち無事に作業車がやってくる。 地獄に仏、嬉しい限り。
きびきびしたお兄さんが、てきぱき働く。
左の前輪が完全に落ち、後輪は紙一重の所で何とか道路上。
レッカーで引っ張るにもこれじゃあ、と思ってたが、
意外にも、力わざではなく頭脳プレイで解決するのだった。
現状はこんな。

まずは、後輪を確保する。

角材、板、金属板、そしてジャッキが主役である。

そうやっておいて、前輪を上げる。

上がったー!
上がった前輪をさらに確保。

前から見たとこデス。
こうやっておいて、作業車のケーブルで故障車を引っ張る。
引っ張る器具も完備しており、決してエンジンを掛けて引っ張るのではなかった。
さて。

見事。 上がったではないか。
あとは、自力で前に出て完全脱出するだけ。 ここまで、お兄さんがやってくれる。
終始にこやか。 ほっそりした、八重歯の青年だった。
いやー見事な仕事ぶり。
日本ってすごい国だなと、こんなところで感心する。 合掌。
親切なおばちゃんにも感謝。
お礼にと、朝買ったどらやきを差し上げると、かわりに採ったばかりのブロッコリーを貰ってしまう。
何をしてるのやら、これじゃお礼になりませんが。 合掌。
無事帰宅すると、走行メーターはあと45キロで17万キロ。

7年で17万かあ。 なかなかに走ったものである。
こうやって走り回れるのも、いろんな人の親切あればこそ。
皆さん、いつもありがとう。
最後に撮ったマヒワです。
上が雄、下が雌。

マヒワが飛べば、もうすぐ冬だ。