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      <title>福岡の翡翠堂メガネサロン　酒井喜美子の「とーく＆とーく」</title>
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      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2012</copyright>
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         <title>春は往く</title>
         <description><![CDATA[春はひそかに来たり　たちまちのうち過ぎゆく

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

森の中で人知れず花咲かせ

<img alt="P1000353_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000353_R.jpg" width="400" height="300" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

<img alt="P1000355_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000355_R.jpg" width="400" height="300" />


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


木陰で踊る

<img alt="P1000356_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000356_R.jpg" width="400" height="300" />


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

水は緑に満々とし　見つむる者の心なぐさむ

<img alt="P1000359_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000359_R.jpg" width="400" height="300" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

水落つる処　桜花散り敷き

<img alt="P1000360_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000360_R.jpg" width="400" height="300" />


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

十一面観音菩薩　のびやかに笑い給う

<img alt="P1000362a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000362a_R.jpg" width="400" height="393" />


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


訪れ遅き山々に　　緑はふもとより出で　今駆け登らんとす

<img alt="P1000374_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000374_R.jpg" width="400" height="300" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

また　山寺の水のほとり　緑の草萌えて　野の仏を飾る


<img alt="P1000394_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000394_R.jpg" width="300" height="400" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


この春の姿を　いにしえより人々愛で　語り継ぎうたい継ぎしか

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

我もまた讃えん　春をもたらす大地の力

心溢れるとも　　言葉は足らずつたなし

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

往く春の候に心は寂しむとも

また来る時を思い　別れを告げむ　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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         <pubDate>Mon, 07 May 2012 20:27:40 +0900</pubDate>
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         <title>春の酵素</title>
         <description><![CDATA[４月７日、毎日かき混ぜて愛着こもる、酵素を絞る日。

朝、今季初めてのハイタカ観察に出かける。

山上から見下ろす海はいつもどおり青く、山のあちこちに白い桜がさざめき、春は盛り。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

海を越えてハイタカが飛びゆく

<img alt="BL3F9096Ga_R_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F9096Ga_R_R.jpg" width="400" height="278" />

<img alt="BL3F9196Ga_R_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F9196Ga_R_R.jpg" width="400" height="278" />


いいなあ、心の中で思いっきりつぶやく。

顔見知りの人たちと楽しい時間を過ごして下山。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

友人の家に到着し、さっそく酵素のバケツを差し出す。

細かい目のネットをざるに敷き、バケツの中身をあけて、重しで押さえる。

そうこうするうち、花見の宴始まる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今日は人数が少ないので、竹を容器にした「竹飯」を作る手はずだそうだ。

「えっ、何それ？」

青竹を切って、その中で炊き込みご飯を作ろうということのようだ。


<img alt="P1000330_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000330_R.jpg" width="400" height="300" />

大丈夫なのかなぁ。　

<img alt="P1000332_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000332_R.jpg" width="400" height="300" />

しかしこのように、竹の加工は完璧にされている。

アルミ箔をかませて、ピタリとはまる蓋。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


ノミを使ってやったのよ、これだけ作るの大変だからね、少人数でしかやれないのよ、とは

あるじの苦労の声。

<img alt="P1000333_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000333_R.jpg" width="400" height="300" />


さらにご丁寧に、炭火で焼いてゆく。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

出来上がり。

<img alt="P1000338_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000338_R.jpg" width="400" height="300" />

焦げた竹と炭火の匂いがする、美味しいご飯ができていた。

大成功！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

持ち帰った酵素も大成功！

萌え出した草を摘んで作った春の酵素は、効果の高いものだという。

<img alt="P1000348_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000348_R.jpg" width="400" height="300" />

こんな色をしている。　

砂糖を使うから甘いが、ショ糖はブドウ糖に変わっていて柔らかな甘さだ。

次はタケノコや柿の葉、ドクダミで作るのはどうだろう？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

なんだかはまりそう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

<img alt="P1000352_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000352_R.jpg" width="400" height="300" />

季節は進む。　　シダレザクラが盛りとなった。

さて、これからは次の季節へ向かう。

私のタカ見も、ハヤブサが主役となってくる。











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         <pubDate>Fri, 13 Apr 2012 08:22:31 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>３月から４月へ</title>
         <description><![CDATA[慌しく春は行き来する。

来るぞ来るぞと、心待ちにしている時間は長く

気配が濃くなったかと思うと、あっという間に長けてゆく春。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今年も然り、３月は惜しむ間もなく過ぎて行った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

山に残る雪が解け始め、根元から大地がのぞき出す

<img alt="P1000319_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000319_R.jpg" width="400" height="300" />

梅ほころぶ

<img alt="P1000290_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000290_R.jpg" width="400" height="300" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

草の芽が伸びる頃は酵素を仕込むのに良いと、友人が言う。

教えを乞いながら作ってみることにする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

除草剤を使っていない田んぼや畑を、夏場からリサーチして知っているこの人に従い

草摘みに回る。

蕾には酵素が多い、しかし花には少ないという

咲かせるために使用されてしまうから。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

野草の名まえなら、いくつも言える。

食べられると知っているものはすべて摘む。

途中、ツクシ摘みに熱中。　　おっと脱線。

腰が痛くなる寸前で、どうにか袋に集まった草の芽たち。

これを、今度は包丁でざくざく切って、白砂糖と混ぜながら漬け込んでいく。

酵素の素も忘れずに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


<img alt="P1000310_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000310_R.jpg" width="400" height="300" />

完成。　　旬の野菜、大根や人参も入れた。

これを毎朝毎夕手でかき混ぜて、発酵の手助けとする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

<img alt="P1000311_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000311_R.jpg" width="400" height="300" />

翌朝の状態。

混ぜると、その下には大量の水分が出ていて感激。　おお。

<img alt="P1000312_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000312_R.jpg" width="400" height="300" />

春の大地から萌え出した、緑の草の芽たち。

気温がまだ低いから、２週間ほど混ぜ続けてから絞ろうと言われた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

さて、楽しみなことである。

草を混ぜるうち、３月の日は過ぎて行った。

４月の７日、この日が完成予定である。　さてどうなるか。




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         <pubDate>Mon, 09 Apr 2012 20:36:58 +0900</pubDate>
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         <title>春は第一歩を踏み出す</title>
         <description><![CDATA[3月6日、庭でウグイスの初鳴きを聞く。

冬中、チャッチャッと茂みの中で鳴いていたのが、ようやく第一声を放つ瞬間。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

3月8日、戸締りをしようと窓を開けた折、こもる香りに気づく。

馥郁、という表現はこれか。香かと思わせるゆかしい香りが庭を包んでいる。

梅は何日か咲き続けたが、これは一日限りであった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

週末のある日は、低い尾根の上で鷹を待つ。

飛ぶか飛ばぬか見当もつかず待つうち、日差しが違ってきているのに気づく。

<img alt="_DSC1102_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC1102_R.jpg" width="400" height="266" />

ススキの枯れ穂。

冬と変わらぬ姿だが、冬とは違う。　照らす光は春のものではないか！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

強い風にあおられる竹。　この緑は昨年生いたものだが、冬の間こんなに輝いていたか？

<img alt="_DSC1107_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC1107_R.jpg" width="400" height="266" />


レンズを通すとよく分る。　春の日差しが満ちているのだ。

右にゆれ、左にしなうにつれ、緑の輝きが変わる。

<img alt="_DSC1105_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC1105_R.jpg" width="400" height="266" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

それを見つめ、撮り続けた。　飽きることがなかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

<img alt="_DSC1115_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC1115_R.jpg" width="400" height="266" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ヤシャブシの木にも黄色い芽が吹き、雲間から差し出でた光に一瞬輝く。

<img alt="_DSC1097_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC1097_R.jpg" width="400" height="266" />


小雨のぱらつく寒い尾根で、ヤシャブシが輝くこの一瞬をどれだけ私は待っていたか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

一瞬ののち再び翳る日差し。

鷹飛ばず。　この天候では無理もない。



しかし春はそこまで。



風強い尾根で一人過ごす、この豊かな時間よ。


春そこまで到達す。　　


我それを確かめり。　しかと確かめたりしなり。





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         <pubDate>Mon, 12 Mar 2012 20:39:58 +0900</pubDate>
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         <title>春ちかし</title>
         <description><![CDATA[2月も終わる。

2月から3月にかけての、春の気配が漂いだした頃が好きだ。

もしかしたら、春そのものより好きかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

休日に遊びに出かけると、必ず道の駅で買い物をする。

この季節は、春を感じさせる食材が多くて楽しい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

齢とともに、少しでいいから美味しいものを食べたい、と思うようになるのは

自然なことなのだろうが、私にとって美味しいもの＝質素な家庭料理である。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ふと思いついて、毎日作るおかずをここ数日間撮ってみた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


この時期になると、稚魚が取れだして「釜揚げちりめん」という名まえで出ている。

海辺の「駅」で買った、これは卵とじに。

<img alt="P1000267_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000267_R.jpg" width="400" height="300" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

早いもので、もうツクシを見かけた。　こちらは農村の「駅」で。

これも卵とじだけど、重なるから翌日用。

春の食材は、うす甘く黄色い卵でとじた料理が似合う。　卵も本来の旬は春だというし。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

さより。　　細長く青みがかった姿が美しく、干物を見るとつい買ってしまう。

<img alt="P1000265_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000265_R.jpg" width="400" height="300" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

以前は夜、洗い物をするついでに塩をして、お酒につけたあと流しの上につるしておくと

翌朝食べるのにちょうど良い干し加減になっていた。

最近、こういうものを売る魚屋さんが近くになくなってしまって残念。

写真のものを焼いてみたが、塩がききすぎだった。　やはり。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
春野菜を炒める。

<img alt="P1000266_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000266_R.jpg" width="400" height="300" />

野菜しか使っていない、ほんとの野菜いため。　しかし春の気配がいっぱいで美味しい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

こちらは砂肝といっしょに。　葉つきごぼうに、春の大地の香りがした。

<img alt="P1000283_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000283_R.jpg" width="400" height="300" />

ごぼうの葉も、この若さだと食べられるのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

湯豆腐。　まだ寒さが残る時期だから。

<img alt="P1000277_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000277_R.jpg" width="400" height="300" />

お豆腐の上にはふきのとう味噌。　刻んだふきのとうと甘味噌で作る。

生姜を添えるのは冬の名残。　　まだまだ寒いから、やせ我慢は禁物だ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そして暖かさが空気に感じられるようになると、お吸い物の出番がやってくる。

だしは楽にとれるよう、ガラス瓶につけておいて鍋に移すだけ。

<img alt="P1000281_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000281_R.jpg" width="400" height="300" />

焼きアゴは博多雑煮に使う飛び魚。　それに、島原で買っておいただし用の干し海老。

昆布と3種で美味しい吸い物ができる。

寒いころには味噌汁がおいしいが、春には吸い物が似合う。

こうやって整える夕飯を、美味しく頂けることに幸せを感じる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

もう一つ道の駅で必ず買うもの、それは花。

安い上に、長もちするのだ。

<img alt="P1000272_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000272_R.jpg" width="400" height="300" />

帰ってきた時に出迎えてくれる花、これは買って2週目。　

花とともに帰りを待っている、黒猫。

<img alt="P1000260_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000260_R.jpg" width="400" height="300" />

幸福のおおもとは、毎日の暮らしにある。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ごらんのように、たいしたものは食べてない。　　家も古くて雨漏り、黒ずんだ壁。　でも、

この家のなかに、私の幸福が穏やかに息づいている。












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         <pubDate>Tue, 28 Feb 2012 20:04:36 +0900</pubDate>
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         <title>糸島</title>
         <description><![CDATA[福岡の西にある糸島は、かつての伊都国であり、早くから文明開けし良き土地である。

田んぼの連なる伊都の地には、あちこちに古墳や遺跡があって、福岡近郊といっても

また別の地のおもむきがある。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
銭瓶塚古墳などという立て札を見ながら、そのゆえんを思ってみる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

1月大寒の今日は、暦とうらはらに暖かだった。

例によってタカを待つ。

しばらく時間が過ぎたころ、電柱に何か止まるのを見つけた。

<img alt="_DSC0430a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC0430a_R.jpg" width="400" height="278" />

ハヤブサであったが、この膨らんだ胸はどうだろう！　お腹いっぱい食べた直後だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
飛び込む先を確認してから後を追う。

<img alt="_DSC0444Ga_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC0444Ga_R.jpg" width="400" height="281" />

昨年生まれのハヤブサ、まだまだ幼い。　やあ、こんにちは！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
今日の鳥見はここまで。　

近くにある友人の家で、今日は牡蠣焼き会である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

遅れてしまった。　　時間を過ぎて行くと、みんなはもう赤い顔。

<img alt="_DSC0445a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC0445a_R.jpg" width="400" height="273" />

牡蠣にサザエ、それにアワビ。　豪勢な素材が集めてある。

<img alt="_DSC0446a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC0446a_R.jpg" width="400" height="275" />

炭火でこれを焼く。今日はあるじ作成の竹筒によるかっぽ酒も。

車で来てるからアルコールは抜きだが、ビールはともかく、かっぽ酒は飲んでみたかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
<img alt="_DSC0449G_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC0449G_R.jpg" width="400" height="266" />

竹筒の下の方は、黒く焼けて熱い。　決して酒飲みではないのだが、見てるだけなのは

ちょっと辛い。

1本目を飲んで、「これは焼酎の方だよ」と皆で言っている。

2本目が来る。　やっぱり日本酒の方がいいよね。

やや、違うよこっちが焼酎だ、最初のが日本酒だったんだ、と、いい加減なものである。

あー飲みたいなー
　　　　　　　　　　　　　　　　


宴はたけなわ、隣の人と喋っているうち、高校時代の写真部の後輩の友人であることが分る。

「３校展で知り合って、それ以来の友人です」「私はS校の写真部だったものですから」

おお、３校展。

福岡市内の３校の写真部が合同で、年に一度写真展を開く伝統だった。

たまたま部長をしている時に幹事校の番が回ってきて、場所決め・寄付集めはすべて

世間知らずの１８歳であった私の仕事に。　パンフレット作成も一人でやった。

それなりに苦労した経験も、今となっては懐かしい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「ええっ、K君の友人なの？彼はプロカメラマンになったんでしょ？新聞で読んだワ」

「そうですよ、電話してみましょうか」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

かくして、数十年ぶりに後輩と電話で話すことになった。

世間は狭いものである、まことに。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

４月、桜の頃に次の会を約して、お開き。

年齢とともに、同世代との気の置けない集まりが、何よりも快いものとなってきた。

<img alt="_DSC0451_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC0451_R.jpg" width="400" height="266" />


そのつど顔ぶれは変わっても、いつも楽しいのは、この家のあるじの人がら。

ありがたいことである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
糸島は良いところだ。

自然も人ものんびりと、肩の力が抜ける場所。








]]></description>
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         <pubDate>Sat, 21 Jan 2012 21:56:29 +0900</pubDate>
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         <title>年の暮れに思う</title>
         <description><![CDATA[いろんなことがあった大変な年だった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

友人が、韓国へ行くと街の中にいて上昇気流のようなものを感じるという。

また別の人は、中国でそれを感じたという。　みんなやる気に燃えていると。

それに比して日本では、先行きに対する不安でみな身を縮めている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

秋に、ブータンの国王夫妻が来日された。　　

今年私が一番感動した言葉は、この若き国王から発せられた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

被災地の子供達を前に「龍を見たことはあるかい？」で始まる対話が交わされた、その中で、

「みんなの中にも龍は住んでいます。　大きくなっていろんな経験をするにつれ

　龍は大きくなっていくんだよ」という語りかけだったと記憶する。

「龍」には人格という翻訳がなされており、さすが上手だなと思ったが、ここは「龍」のままで

味わいたい。

偉大な神獣、自在に天に昇ることのできるものが私たち人間の中におり、

時を得たれば天に昇る。　そう考えるのが一番国王の言葉に添うように思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

自分の中に存在する龍を、いつまでも地に伏させることなく、水中に潜ませ続けるのでもなく、

いつかは天に昇らせたいものであると、切に思う。

<img alt="_DSC9494Gkaseia_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC9494Gkaseia_R.jpg" width="400" height="259" />




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

私たち一人ひとりは皆、宿題を抱えてこの世に生まれている。　人生の苦労という宿題を。

周りの人達に支えられながら、その宿題を一つひとつ果たして前へ進む。

悔いなく果たし終わらば、龍は天へ昇るだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

<img alt="_DSC9718Ga_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC9718Ga_R.jpg" width="400" height="279" />


閉塞感の中で生きることは、上昇気流の中で生きることに比べて数倍きつい。

辛いことは多いが、前を向いて進む心ざしを失わずに生きたいものである。

]]></description>
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         <pubDate>Sat, 31 Dec 2011 21:21:59 +0900</pubDate>
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         <title>今日のハイタカ</title>
         <description><![CDATA[川ぞいの堤防を走っていたら、頭上からいきなりハイタカが飛び出した。

低く飛んでいく背中が見える。　川に立てられた杭に止まるとみてこちらも停車。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今日は初めての場所を回ったが、運がいいようだ。

やがてカラスがやってきた。　タカを毛嫌いしている種族。

かすめ飛んでいるうちに、接近度が増してくる。

タカはカラスの方を向いて防戦するから、動きにつれて前後左右見せてくれて都合がいい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


蹴り始める。

<img alt="BL3F7588a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7588a_R.jpg" width="400" height="270" />

尾羽を上げてかわす。

次の瞬間、まともに当たるかと思いきや、足は空を蹴っている。

<img alt="BL3F7589b_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7589b_R.jpg" width="400" height="271" />


どうやらハイタカの方がうわ手だったのだろう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


なかなかに面白い攻防だったが、やがて嫌気がさしたタカの方が杭を降りる。

<img alt="BL3F7592a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7592a_R.jpg" width="400" height="266" />

脇から赤みを帯びた羽が見える。

<img alt="BL3F7593b_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7593b_R.jpg" width="400" height="272" />


好きなタカの中でも、スマートさで最も勝るのはハイタカかもしれないと思う。

これがオスだったら最高だけど、まあ贅沢は言うまい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

こちらを向いて飛んできた。

<img alt="BL3F7595a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7595a_R.jpg" width="400" height="267" />

鋭い眼光と、空気を切るような直線の動きが美しい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

堤防を降りて田んぼに向かう。　何か居ないか探してうろつきまわる。

<img alt="BL3F7621a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7621a_R.jpg" width="400" height="275" />

コチョウゲンボウ、今季初。

しばらく楽しませてくれたのち、低く飛び去る。

後を追って探したら、田んぼに降りた違うタカ。　おや、またハイタカだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

背中に白斑のある幼鳥が、おそらくスズメを狙って待ち伏せしているのだ。

ビニールハウス越しに写させてくれた。

<img alt="BL3F7627a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7627a_R.jpg" width="400" height="282" />

やがて飛び去ったので、陰に置いていた車に戻って機材をしまいスタート。

回り込むと、あら、さっきの場所にまた居るじゃない。　早いお帰りね、そう言いながら念のため

双眼鏡で覗いたら、あれ違う。　白斑のない成鳥である。

こんな事ってあるだろうか、今年はどこへ行ってもハイタカがいっぱいの、すごい冬なんだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

飛ぶところが撮れた。　ひょっとしたら、さっき堤防で会った彼女かも。

<img alt="BL3F7632b_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7632b_R.jpg" width="400" height="275" />
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         <pubDate>Sun, 18 Dec 2011 22:22:25 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>台湾の旅・３</title>
         <description><![CDATA[その日の午後、ようやく一番見たかった鳥を見つけた。

その名はカタグロトビ。

<img alt="BL3F7303Ggb_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7303Ggb_R.jpg" width="300" height="214" />


トビといってもごらんのように、日本の「とんび」とは全然違う。

白い頭にグレイの背中、名前のとおり肩のあたりの黒い羽がアクセントカラーとなり、

おまけにこの、赤い眼といったら！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


金門まではるばる来たのは、この鳥見たさと言っても大げさではない。

これなんだ、これが見たかったんだ、　私は！

美しいものが多いタカの中でも、これは素敵に美しい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

電線に止まるのを下から狙って撮る。　じっと私を、赤い眼で見下ろしている。

近づくと飛ぶが、また先へ行って止まる。

何度も追ってくれる王さんに感謝しながら、時間も気になっていた。

３時までの貸切の時間が迫っているのだ。　しかし何も言わずに追ってくれる。

とうとう電線を離れ、カタグロトビは遠くへ行ってしまったが、私はすっかり満足していた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ホテルへ着くと、１０分近く過ぎている。

約束の金額に１００元増して渡すと、多すぎると返してくる。

時計を指しながら、超過していると伝えるととても喜んでくれた。　翌日の予約も取る。

今日見たその他の鳥

<img alt="BL3F7263a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7263a_R.jpg" width="300" height="205" />


クビワガラス

<img alt="BL3F7042Gb_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7042Gb_R.jpg" width="300" height="214" />

オニアジサシ


<img alt="oobannken.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/oobannken.jpg" width="300" height="211" />

オオバンケン




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


翌朝は飛行場付近をドライブしたが、前日に４６種の鳥を見ている。

あまり期待もしていなかったが、さすがに新たな発見はなかった。

王さんなりにコースを考えたとみえて、公園で自転車に乗る。

広い公園を回って鳥探しというつもりだったようだが、あまり居なかった。

きっと、夏には多いのだろう。　この辺、やはりプロのガイドとは違うのだが仕方のないことだ。


<img alt="P1000240a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000240a_R.jpg" width="300" height="204" />

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


さて、金門に別れを告げて台北へ向かう。

ホテルに荷物を降ろし、ちょっと植物園へ。　少しの時間でも有効に使わなくちゃ。

残念ながら、期待したタイワンオオタカは居なかった。

代わりにコレ。

<img alt="BL3F7492a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7492a_R.jpg" width="300" height="200" />

ズグロミゾゴイだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


さて、今回のメインイベント、台湾同窓会との交流会。

かつての留学生たちは、日本語も流暢で楽しい時間だった。

福岡の後輩が、昨晩はとっても美味しい中華料理を食べに行ったと報告してくれる。

――　感激しました、まあ７０００円くらいでしたから当然かもしれませんが　――

――　あのねえ、大先輩は４００円の夕食だったんだけどぉ　――

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

やがてエールの時間となり


<img alt="P1000244b_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000244b_R.jpg" width="300" height="209" />

かつての青年応援団長が気合の入った指揮をする中

<img alt="P1000243a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000243a_R.jpg" width="300" height="212" />

昔の学生たちが皆、いい気分で大合唱。　むろん私も。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


顔見知りの幹事が、「あんたが来年も来るなら、７０００円の料理食べに連れてってやるよ」と言う。

高級台湾料理に台湾式マッサージの夜か、良さそうね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


でも私ね、赤土に寝転ぶ牛やそのまわりをうろつく鳥たち、４００円の食事の方を

また選んでしまうかも。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

<img alt="BL3F6938_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F6938_R.jpg" width="300" height="200" />

台湾の旅は、のんびりした豊かな時間であった。









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         <pubDate>Mon, 05 Dec 2011 22:05:30 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>台湾への旅・２</title>
         <description><![CDATA[いよいよ金門島の朝が明けた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

６時に起きるとまだ外は暗い。

カーテンを持ち上げると、おお、アオサギが黒いシルエットで飛んでいる。

日本で見る鳥がどれだけいて、固有の鳥がどれくらいなのか、すべて初めての

経験だから皆目分らない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

暗いし、とりあえず双眼鏡だけ持って出たが、これが失敗。

灰黒色のノスリが飛んでゆく。　こんなの居たかな？　でも記録ができない。

戻ってカメラを持ち、再度出発。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ホテル周辺を見て回ると、いきなりアオショウビンを見つけた。

今回ぜひ見たい鳥の中にカワセミ族３種があるが、その筆頭なのだ。

それが、日の出とともに華やかさを増すブーゲンビリアの林に止まっているではないか。

<img alt="BL3F6902Gc_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F6902Gc_R.jpg" width="400" height="282" />

金門島ってすごい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

コサギがやってきて、びっくりしたらしく飛び出した。

<img alt="BL3F6913a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F6913a_R.jpg" width="400" height="290" />


青い。　トルコブルーの羽がひらひら舞って、チョウのようにあざやかに空気を切っていく。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

左側通行の道路を渡り、鳥がいそうな所へ入っていくと、にぎやかな声が茂みから聞こえる。

シロガシラ、ハッカチョウの群れ、そしてギンムクドリとカラムクドリの混群。

日本では珍鳥のクロウタドリも、ここでは留鳥なのだが、木陰から出て来ない。

春に見られる時、彼らはいつも開けた草の上に出てくるようだが、冬は生態が違うのだろうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ハッカチョウ。　京都のお寺で、これが書かれた襖絵を見たことがある。

ははちょう（漢字は失念）、と書き込まれており、こんな鳥がいるのだろうかと思ったが、

絵師の眼は確かだった。

<img alt="BL3F7149_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7149_R.jpg" width="400" height="267" />

左と右は大きさが違う。　小さい方はジャワハッカ？図鑑によれば。

飛ぶと白斑が出て目立つ。

<img alt="BL3F7007a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7007a_R.jpg" width="400" height="275" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ヒメヤマセミ。

<img alt="BL3F6954Ga_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F6954Ga_R.jpg" width="400" height="263" />

見たいカワセミ族その２。　あっけなく２種見られて気抜けしてしまう。

繁殖期が始まっているので、オスがさかんに水へ飛び込んで魚をくわえてくる。

もちろん、メスへの貢ぎ物なのだ。　涙ぐましく、何度も何度もボチャン、ボチャンをくり返す。

これはこの日の行き先で何度か出会い、そう珍しい鳥ではないとみえた。

<img alt="BL3F7205Ga_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7205Ga_R.jpg" width="400" height="275" />

空をバックに。

<img alt="BL3F7217a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7217a_R.jpg" width="400" height="273" />

林をバックに。　　オスたちはどこでもこうやって、メスの歓心を引くのに腐心していた。

<img alt="BL3F7129Gb_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7129Gb_R.jpg" width="400" height="277" />

捕まえた。　なかなか上手である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

１０時近くなったので、ホテルへ帰ってタクシーを頼む。

前述のように王さんと出会い、この、優秀な案内者と２人で島を回ることとなった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
言葉は通じなくとも、半日一緒に行動すれば心は通い合う。

王さんは目が良く、鳥を見つけるのがうまい上、機微を察することにも長けていて、

こちらの動きにいつも気を配ってくれるのだ。

金門の旅が良きものとなったのは、ひとえに彼のお蔭である。

<img alt="BL3F7058Ga_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/BL3F7058Ga_R.jpg" width="400" height="267" />

ヤツガシラ。　ここ金門を代表する鳥。　農耕地や公園のあちこちで見かけた。










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         <category></category>
         <pubDate>Sun, 04 Dec 2011 21:02:46 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>台湾への旅・１</title>
         <description><![CDATA[同窓会の用事で台北へ行く事になった。

どうせなら、鳥見の名所・金門島へ足を伸ばそう。


台北の国際空港から国内向け・松山空港へはバスで５０分もかかる。

ＪＴＢが気をきかせて乗り継ぎに４時間みてくれたが、これは長すぎた。

空港で１時間以上も本を読んで過ごし、ようやく乗り込む。

<img alt="P1000225_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000225_R.jpg" width="300" height="225" />

飛行機のあまりの小ささにちょっとびっくり。　これでも大きめに写ってます。


しかしようやく機上の人となり、期待に胸ふくらむ。

<img alt="P1000229_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000229_R.jpg" width="300" height="225" />

南シナ海を渡るころには雲の向こうに夕陽。　いいことがありそうな予感がする。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


翌朝は、日の出からホテルの周りで鳥を探すが、さすがに鳥影が濃い。

ネットで下調べをしていたので、「親切だった」というタクシーをホテルで呼んでもらう。

ちなみに、ここまで来ると英語はほとんど通じないが、有り難いことに筆談でなんとかなる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そのタクシーが玄関前に横付けする。　ちょっと緊張してる運転手に野鳥図鑑を見せ、

１０時から１５時までいくらか交渉。　どうやら１時間３００元（１２００円弱）らしい。

ＯＫ，出発。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

この運転手王（ワン）さんはこまやかに優しい人で、金門の旅は彼のお蔭で

大変に良きものとなった。

ネット情報に感謝。　だから私も、あとに来る人のため細かく記述することにする。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ホテルは金城の街から１キロのところにあり、さんずいに吾（変換できない）・江・大飯店。

特別きれいではないが、鳥を見るにはうってつけの場所だ。

心配した充電も大丈夫だったので、心置きなく撮影できた。

夕食は金城まで歩いて行った。　郷に入らば郷に従え、旅に出るとその地の人達が

食べているものを食べるのを流儀にしている。　

外国人向けでなく安い店をのぞいて回り、１日目は海鮮麺。

<img alt="P1000231_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000231_R.jpg" width="300" height="225" />

小麦の麺は太く歯ごたえがあって、きしめんよりは群馬のほうとうや大分のだご汁風。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

２日目は越南（ベトナム）料理の店を見つけた。

窓に張ってあるメニューを見ていると、どうやら生春巻きがある模様。

入って注文。　日本人はあまり来ないとみえて、主人が「大丈夫？」といったふうで

春巻きを巻くしぐさをしてみせる。　大丈夫よ、好きだから心配しないで。

一緒にカレービーフンを頼んだが、ビーフンは日本のとは違う。

<img alt="P1000234_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000234_R.jpg" width="300" height="225" />

米の粉であることがピンとこない、太めで柔らかい麺だった。

鶏のモモとムネ肉を煮込み、レタスとじゃがいもが入っていたが、じゃがいもはとても美味。

お金を払うと、謝謝と何度も言ってくれる。


味付けは２日間とも薄め。　意外とあっさりしたものを好むようだ。

金門にいる間、毎食１００元（４００円）以内で済んだ。　　鳥見の旅はいつも質素である。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

隣の果物屋を冷やかす。　島内ではパパイヤとドラゴンフルーツしか栽培していないようだったが

林檎や梨、パイナップルや未知の果物たち。　

食べてみたいが、フルーツナイフ禁止の空の旅では手も足も出ない。　

ニューサマーオレンジみたいなみかんを３個買ったが、これも手では剥けず、

日本まで持ち帰ることとなった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

金門は台湾よりも大陸に近い。　

文化は福建省あたりの影響が強いそうだが、古い土壁とレンガの家を見ていると

なんとも言えぬ懐かしさを感じた。　日本人のルーツとも関連があるのだろうか？

<img alt="P1000233_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/P1000233_R.jpg" width="300" height="225" />

廟があちこちにある。　これは天后宮とあり、私の解釈では聖母マリアを祀ったものだ。

赤く塗った神像はマリア様とは似ても似つかないが、中国の民族信仰と結びついたものだと

思う。　マカオあたりに宣教師が来ていた頃伝わったものが、数百年の間に溶け込んだのか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

鳥の旅ゆえ明るいうちは野外を走り回り、街をゆっくり見ることはできなかったが

金城の街も郊外も、見てまわる価値は十分にありそうだった。
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         <pubDate>Wed, 30 Nov 2011 20:58:20 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ハイタカ</title>
         <description><![CDATA[タカが好きだが、その中でもとりわけ好きなのはハイタカとオオタカ。

冬になると彼らが見られるのが嬉しい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ハイタカ。

渡りの時には見ることができても、フィールドで会うのは難しい鳥。

雨が降り続いた日曜、雨上がりを狙って出かけてみた。

２日連続で降り込められ、タカもお腹が空いているにちがいない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


田んぼのふちでキジを撮っていると、目の前に小型のタカが止まる。

え、まさか。　が、本当にハイタカのオスである。　

<img alt="_DSC8863a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC8863a_R.jpg" width="400" height="271" />


この前の幼鳥とは違って真っ赤な胸。　うわ〜すごい！　興奮のきわみ。

しかし冷静にレンズを向けてシャッターを切る。　

頭の後ろの白いスポットは、大人になっても消えないと見える。　疑問が解決した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

不思議なことに、こちらに気づかない。　

気づかぬまま、やがて飛び去った。　田を這うような、低い飛び方である。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
飛んだ方向へ追ってみよう。　だが、しばらく待ってから。

すぐに追わないのがコツなのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ゆっくり進むと、１００Ｍほど先の木に止まっている。　　運のいい時ってこんなものだ。

ハヤブサが、遮るものない広い空中を追いかけ、力まかせに蹴って獲物を狩るのとは違い、

ハイタカは木の真ん中ほどに止まってじっと獲物を待ち伏せする。

陰険な狩り方かもしれない。　ひょっとすると、性格もハヤブサより陰険なのかも。

でも、青空の似合う、健康で単純そうなハヤブサよりも、ハイタカやオオタカの方が

好きなのだ。　　まずもって、彼らの美しさは完成度が高い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

<img alt="_DSC8873b_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC8873b_R.jpg" width="400" height="273" />


細い足が写せて満足。　今度はすぐに飛び去った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


また或る日。

オオタカを探して堤防へ登ろうとすると、こんもりした深緑の木に止まっていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ハイタカがこんなに見つけられるのって珍しい。

やっぱり今年は多いんだ。　

今度はまた幼鳥。　背中に白い斑点がある。


写されているのを知っていて、どこへ逃げようか見回している。

<img alt="_DSC9011a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC9011a_R.jpg" width="400" height="283" />

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

飛んだ！

<img alt="haitaka9016_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/haitaka9016_R.jpg" width="400" height="276" />

美しいハイタカに出会えるのは仕合せ。

冬季は始まったばかり、これからが楽しみである。


]]></description>
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         <pubDate>Sun, 13 Nov 2011 22:01:37 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>１０月の雨</title>
         <description><![CDATA[１０月は、もっとも季候の良い月である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
上旬は催事や出張で忙しく、せっかくの連休も休息をとるので精一杯。

後半になり、さあ野山へ出かけるぞ、と思ったら雨の週末が連続する。

あ〜あ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

仕方がない、また雨を避けて東へ行こう。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
いくつかの田んぼを見てまわり、ようやく鳥の群れを見つけた。

刈り入れ直前の稲穂に、スズメが群がっている。

この風景だけ見ると大事な稲を食べる害鳥であるが、彼らも虫を食べたり

雑草の種を食べたりと、それなりに米作りへの貢献はしているだろう。

豊かな収穫に大喜び、夢中でお腹を満たしている光景は微笑ましい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
<img alt="suzume8783_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/suzume8783_R.jpg" width="400" height="284" />


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そしてまた、ここには防鳥ネットも鳥よけのテープ類も見当たらず、おおらかな鳥の楽園と

なっている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

タゲリの群れが空を旋回する。

捕食される立場の鳥たちは、ちょっとした物音にも敏感であることで身を守るのだ。

地上に降りる姿を観察してみる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

<img alt="tageri8777d_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/tageri8777d_R.jpg" width="400" height="279" />

水平に飛びつつ、降りる準備。　尾羽の下に、足を出しているのが見える。


<img alt="tageri8779b_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/tageri8779b_R.jpg" width="400" height="275" />

やや降下し始めた。　　尾羽が開き、翼の先が風を受けて翻っている。

<img alt="tageri8779c_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/tageri8779c_R.jpg" width="400" height="278" />



さらに降下し、腰が曲がって尾羽は開ききっている。　足は着地に備える。


<img alt="tageri8778a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/tageri8778a_R.jpg" width="400" height="284" />

着地。　尾羽は畳まれ、背中の羽が風を受けて波打つ。

ごく自然に行われているであろうこの動作にも、創造の偉大さ・妙なる美を感じて、

私は感動でいっぱいになってしまう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

と、食事に夢中なスズメの群れに異変。　　白っぽいタカが突っ込んだ。

群れ飛ぶスズメ。

<img alt="suzume.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/suzume.jpg" width="400" height="265" />

なんだったのか、とっさに分らず呆然とすうるち、離れた畦に１羽のハイタカが舞い降りた。

お前だったのか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


（こんなにたくさんスズメがいれば、１羽くらいハイタカに喰われても大丈夫よね）と

思った私の心を読んだか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

<img alt="haitaka8831G_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/haitaka8831G_R.jpg" width="400" height="294" />

まだ幼鳥のようだ。

悔しそうに、あちこちを見回す。

<img alt="haitaka8828Ga_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/haitaka8828Ga_R.jpg" width="400" height="278" />

後頭部には、白い部分が見える。　ハヤブサでも幼鳥には同様な部分があり、どの時期で

消えるのか不明だが、禿げているようで面白い。

そういえば、先ほどカラスに追われて逃げていったハイタカがいた。

カメラを確認すると、これも幼鳥、恐らく同じ個体であろう。

<img alt="haitaka.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/haitaka.jpg" width="400" height="260" />

私の方を見ている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


お前ねぇ、こんなに開けた場所でやみくもに突っ込んでもダメだと思うよ。

大人のハイタカ達は待ち伏せしてるよ。　もっと研究しなさい。

――虫や植物を食べる鳥とは違って、狩りがヘタなのは死につながる。　心配しつつ

　　　　去ってゆく幼いタカを見送った。――

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
雨の連続で、思うようなリフレッシュができない１０月だったが、ハイタカ１羽のおかげで

ずい分と満足を覚えた。　折から降りだした小雨にも腹は立たない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

また来るからね。　今度はもっと狩り上手になっているように。

<img alt="_DSC8835a_R.jpg" src="http://www.hisuido.com/talk/_DSC8835a_R.jpg" width="400" height="277" />



















]]></description>
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         <pubDate>Sun, 30 Oct 2011 11:01:26 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>ハチクマを見送る</title>
         <description><![CDATA[９月後半はハチクマの渡る季節である。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今年は近場でしか見ないつもりだったが、海を渡るところをやっぱり見たいと虫がうずき、

週末利用の強行軍でフェリーに乗った。　もう１０月になっている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

全国から集結した彼らが渡ってゆくのは、五島の西の海である。

ここから中国大陸まで６００キロ以上。　最低でも２昼夜を飛び続けて到達するという。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

夜明け。

暗い中を、早くも飛び始める。

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島内で夜明かししたハチクマである。

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まだまだシルエットでしか見えないが、周りから湧き出すように飛び立つこの時間は、いつも

わくわくする。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

明るくなった。　頭上でぐんぐん高度を稼ぐ姿が、朝日を浴びて光る。

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上がりきって小さくしか見えなくなったころ、群れはいっせいに海へ出てゆく。

長い旅の始まりだ。

ああ、地元の山で見るのとは違って、胸に迫るものがある。

やっぱり来てよかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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すっかり明るくなって、見覚えのある風景に包まれた。

ここは山の上、しかも断崖の下は海、という絶景である。


今回は、ここからハチクマが飛び立つことを発見した方とお話できた。

他の鳥同様に琉球列島を南下すると考えられていたハチクマが、五島から

大陸へ直接飛ぶのではないかと考えたのは長崎の若いバーダー３人であったという。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
その検証のために渡ってきて、最初は島のあちこちを見てまわったが分らず、高い場所へ

登ろうと決定。

とりあえず登ったここ大瀬崎で、周りから湧き上がるハチクマの群れに出くわした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

その日１０００羽をカウント、素晴らしい感動の一日であったそうだ。　

同じ趣味を持つ私には容易に想像がつく。　２２年前のことである。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

静かな数時間のあと、白っぽいハチクマが飛んだ。　皆で喜ぶ。

お腹いっぱいとみえて、そのうは膨らんでいる。　こういうのを何羽も見た。

悪天候で待機する間に、腹ごしらえをしたとみえる。　

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この日は１０００羽越え。　そして次の日もまた１０００羽以上を数えた。

１０月にしては珍しいが、「これが最後のピークかなあ」と毎年カウントされている方がつぶやく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　

山の上にできたタカ柱が盛り上がる光景。

３５０羽が作り出すその柱は、あとからあとからハチクマを湧き出させて伸び上がった。

五島へ来ないと見られぬ、天からの贈り物である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

飛び立ったものの、戻ってくることも多い。

命がけの旅であれば、危険を察知する英知も当然与えられているのだ。


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こうやって営まれる渡り鳥の生活。　いつもながら、その神秘には深く魅せられる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



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彼らの旅に祝福あれ。




　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





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         <pubDate>Tue, 25 Oct 2011 20:54:11 +0900</pubDate>
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         <title>台風の難に遭う</title>
         <description><![CDATA[奥穂高から下山する途中、ザイテングラートの下りで足をひねった。

これが難の１つめ。


軽い捻挫であるが、寝るころになって痛みを感じる。　これは危ないかも。

明日は下山か、と心配がよぎるが、用意の湿布をして包帯を巻き、足首を固定して寝た。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

翌朝は軽快している。　

予定通り北穂高へ登ったが、応急薬の備えに我ながら胸をなでおろした。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

下山日、またもや雨が降る。　台風接近のニュースに、上高地脱出を急ぐ。

幸いスムーズに松本まで出られたが、歯が痛み出す。　２つめの難。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

切符を買うときに、中央西線は多治見付近で水害、現在のところ止まっていると

説明があるが、じき回復するだろうと乗り込む。

これが大きな失敗だった。　３つ目の難。

この日一日、このために振り回されることとなるとは思いもせず、のんびりと

熱い立ち食いソバなど食べて、歯痛を増幅させた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

岐阜県内で列車が止まり始める。　出発してもまた止まる。

とうとう中津川まで来たところで、動かなくなった。

疲れで熟睡するのにも限度はある。　ようやく目覚めて頭もはっきりとしてくるが、

それとともに不安が生じた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

歩き回って情報収集してみる。

ＪＲの職員たちにどうなっているのか聞いたが、途中質問を変更、「前より改善しているのか

それとも悪くなっているのか」と端的に聞いてみることにする。

どうやら、事態は悪化していると分ってくる。停車から２時間経っていた。

これはいけない。　　じっとしているのは良くないと判断。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

閑散とした駅前に出てみると、タクシーと交渉中のサラリーマンがいる。

そばで聞いていると、瀬戸まで出れば名鉄で名古屋まで行けるらしい。

とっさに、同乗を頼んでみる。もちろん運賃折半だ。　快諾してくれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

急ぎ列車に戻り荷物をまとめ、精算コーナーの列に並んで博多行きの切符を払い戻す。

先ほどの男性が待っていてくれる間に、女性２人が合流した模様。

和歌山からの２人連れ、この人達と計４人で、残った最後のタクシーに乗り込んだ。

時計はもう４時半を回っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
土地勘のない私たちにとって、名古屋の男性は救いの神だった。

携帯電話で知人から情報を取りながら名古屋を目指す。

思いのほか台風被害はひどい。　二つの川が氾濫、高速も鉄道も止まっている。

多治見を避けて走り、さらに、増えてきた迂回車のラッシュも避けて、山のきわの道路を

車は走る。　運転手さんも親切だ。

先ほどまで通行禁止だった所を、監視員が通してくれる。雨が止んだからか。　幸運だった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

３時間以上走って、ようやく地下鉄「藤が丘」近辺に到着。名鉄も止まっており、瀬戸よりも

更に先だ。　お礼を厚く言って、名古屋の男性と別れた。

名古屋駅では改札が閉じていて、券売機もほとんど電気が消えている状態。

動いている１台でとりあえず１０００円の切符を買って、清算用の通路を走り抜ける。

コンコースを横断して新幹線口までいくと、ここも改札は通れない。先ほどと同様、お客が駅員に

何か聞いている後ろをすり抜けて走る。ザックと山靴が重い。　汗だくである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

こうやって、なんとか最終ののぞみに乗車し、疲れ果てて帰宅した。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

もしもあのまま列車内に留まり続けたら、車中泊せざるを得なかったに違いない。

そして次の日、東京を直撃した台風によって新幹線も止まった。

私は幸運だったのだ。　　不幸中の幸い。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

しかし、松本でもっと事態を把握すべきであった。　同行した友人は「あずさ」で新宿へ帰ったが、

私もそれに乗って東京回りで帰れば苦労は少なかった。

こういう不測の事態が生じたときに大切なのは、「正確な情報収集」と「決断」なのだ。

結局、仕事と一緒だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

それにしても、こういう時の人の親切は身に沁みる。　あの名古屋の男性は、藤が丘の駅まで

一緒に走ってくれたが、自分は乗車することもなく別に帰路をとられた。

私たちを案内するためにのみ走ったのだ。人に親切にすることの大切さを深く知った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

３つの難に遭遇した大変な日に、私が得た教訓は大きかった。

――台風一過――


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         <category></category>
         <pubDate>Sat, 08 Oct 2011 11:25:43 +0900</pubDate>
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