思いつくままにA
新しい年
数かずの 思いは川と流れゆき
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めぐる地球に 朝の日昇る
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み仏の たなごころ見せてほほえまる
やすけき風吹け やまとくにはら
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冬の歌
凍天に しろがねの月細くして
言葉もなしに 霜降りてゆく
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梢より 落ちしひと葉の音のして
大地しずまり 赤き日の入る
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冬野あかく 染めし夕陽に涙せる
君偉丈夫となりて 歳月淡し
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巧言令色 鮮し仁
まこと多く 言の葉少なき道往かむ
同じき人にゆかりあれかし