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2014年10月13日

夏の写真

9月はあわただしくて、夏の写真を整理する暇もなかった。

台風襲来で家に居るしかない今日は、こういうことにうってつけである。

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フォルダを開くと、もう懐かしいものとなった、鳥たちの繁殖の姿。

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まずはアオバズク。  何年振りだろうか。

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巣穴から出てきて数日たった、ファミリー勢ぞろいの姿である。

横に並んではくれなくて、陰にいるのと合わせて5羽。 3羽の子を無事に育てた。
                         
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次の日にはもう、子供たちを連れて飛び立ったというから、ギリギリだった。

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次は、巣立って間もないと思われるチュウヒの幼鳥。

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チュウヒは大変に警戒心の強いタカであるが、この幼さでは怖さよりも好奇心が勝ると

見え、私の方を首をかしげてじっと見つめた。 小雨降る中での邂逅。

可愛らしさに、飛び立ったあとも、しばらく幸せだった。

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ショウドウツバメの子供たち。

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若い鳥ばかりで群れを作って、草原を飛び回る。

今頃は、どこかへ渡っていっただろう。   どこへ行くのか。

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オジロワシ。

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つがいは仲がいいが、それでもこうやって並ぶのは初めて見た。

海岸では一緒に水を飲む。 メスの方が大きくて、威張っているように見えたが。

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そして、チゴハヤブサ。

今年もまた見ることができたのは幸運。 

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これもまた、巣立って間もないころ。 子供が自由に飛べる数日後には、親子で飛び立ってゆく。

彼には、これから僅かひと月ほどで、海を渡るという試練が待ち受けているのだ。

3羽の子に餌を与える親の頭の中には、そのことはもう大きな課題として存在するだろう。

ひと月で、彼らを一人前に仕立てあげなければ命はない。

餌をとること、大海原を渡る飛翔力を身につけること・・・

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この夏、新しく生まれた命は、今頃どうしているだろうか。

無事に暖かい地方へ移動し、来年春までに一人前になるべく、成長していることを祈る。

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台風は、枕崎あたりに上陸したらしい。

こちらも、被害が出ずに無事であることを祈るばかりである。