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2013年05月29日

薔薇咲く

もうすぐ5月が終わるという27日の朝に、薔薇が咲いた。

                                               


朝の日の中、昨日までの蕾がふわ、と広がった

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オールドローズは素晴らしく美しい。

きれいだなあ、きれいだなあ。 ほかに何と言おうか。

                                             

翌朝には、開ききった。
                                             

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薔薇の美しさと豪華さに勝るものがあるだろうか。 黙ってじっと見つめるのみ。

                                             


約束通り(?)5月中に咲いた薔薇。 お見事。

美しき五月の、美しき薔薇。 花の女王。

嬉しい。

                                            

    遅き薔薇 咲きて五月の 朝はうるわし

                                            

2013年05月26日

森へ

そろそろ5月も終わる。

この時期には、珍しい夏鳥がいないかと山へ行く

低い山ではあるが渓流がきれいで、照葉樹の森が広がるところ。

                                               

春に咲いていた花には、実がなる時期

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沢沿いの道には、早くも山アジサイが花をつける

月が変わる頃には咲くだろう

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何の羊歯かは分らないが、面白い造形だ

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すごいなあ、誰がこんな形を思いつき造るのか


                                             

去年サンコウチョウのメスが居た場所、もっと前にアカショウビンの声を聞いた所と、

期待して回るが今年はダメらしい。

                                                 

それでも、渓流の音を聞き緑深い森の中にいるだけで幸せ。

                                                 


虫にも出会う


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カメラを数センチまで近づけて写しても逃げない。

写し終わるとトコトコ歩いて行った  君はなんて名前?

                                              

森の中には多くの命が息づく

歩いてみると、そのことがよく分る。

                                               


毎年毎年、狂いなく芽を出し花をつけ、また狂いなくやってきて巣を作り・・

命のみなもととは何だろう

何かは分らなくとも、それが大地に埋まっているらしいとは見当がつく

私たちが踏む大地や見上げる森、ここに命のみなもとは息づいているようだ

    命満つ 声低くともその響き 
       森いっぱいに とよめき渡る


                                               

元気に毎日働いて、たまには命のみなもとへやってきて心楽しむ

それができるのは幸せ。

普通の生活こそが幸せなのだ、若い頃には気づかなかった。

                                               

トリカブトの花芽が早くも覗く、初夏の沢すじ

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次に来るときには、紫の花穂が爽やかだろう


                                                 

帰り道では センダンの花がどこでも盛りで

薄紫の花を木いっぱいに付け、風にゆれている

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この花を見ると、懐かしくやさしい思いになる

私にとっては、卯の花よりセンダン(棟・オウチ)の方が初夏を告げる花である

見つめつつ静かに心騒ぐ、 好きな花。

   棟(おうち)咲く  時の流れの 一瞬を 
        共に生きなん 優しき花よ


                                                   

2013年05月16日

5月

一番美しい月といわれる5月。

連休が終わって自分の時間が取れるようになり、郊外へ出てみた。

                                                

早緑の麦畑が広がり、何ともいえずきれいだ。

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雲雀が声を限りに歌い、上昇しまた下降しながら春を寿ぐ。

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あれ、雲雀の爪って長いんだ。

                                                

電柱に巣作りしているスズメ。


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両親でせっせとエサ運びの最中。

                                                

イソヒヨドリ、これも同様。

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山では、渡り途中のブッポウソウを見た。

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どこまで行き、どこで巣作りするのやら。

                                                

海ぎわでは、さかんにヒヨドリが渡ってゆく。

お決まりの、ハヤブサとの攻防。

ちょっと海へ飛び出しては恐れて戻る、これの繰り返し。

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でも、結局は取られてしまうのだ。 飛行能力も、頭脳も、秀でた方の勝ち。

何年見ても、新たな発見があるもので、猛スピードで垂直下降する姿を見た。

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ハヤブサのこの速度は、狩の時など300キロにもなるという。

                                                

喰うもの、喰われるもの。

美しい新緑の中でも、命がけの物語は休むことがない。

                                                 


ところで、我が家のバラは、5月を迎えるというのに生気がなかった。

ああ、肥料が足りないのだと気づいて、急ぎ投入したのが4月末。

すぐに応答してすくすくと伸びた新芽には、たくさんの蕾がついた。

バラの月である5月中には、何とか間に合わせるつもりとみえる。

                                                


根元から伸びる新梢のことをシュートというが、何がなんでも咲きます、という決意を

みなぎらせて、まだ赤ん坊サイズなのにてっぺんには蕾をつけている。

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気難しい女王様であるバラだが、意外に律儀であるということが分かった。

あと半月ほど残った美しい5月を、充分に楽しみたいものだ。