« 2012年10月 | メイン | 2012年12月 »

2012年11月26日

冬の小鳥

冬が近づくと、赤い小鳥が見たくなる

                                                

遠出をして探しにゆくオオマシコ。

oomasiko5079_R.jpg


                                                  

                                                  


hagi5465G_R.jpg

ハギマシコは紫色の小鳥。 萩の花に見立てた、日本人らしい命名だと思う。

                                                    

頬がほの赤い、ウソ。 

この群れが現れるとフイフイ、という口笛のような響きが森で聞こえる。

uso5047_R.jpg


                                                     


初冬の高原で出あった、冬を告げる小鳥たち。

これだけ見れれば、私も安心して冬を迎えることができるってものだ。


                                                    

ここ雪国ではもう、雪囲いの準備

P1000655_R.jpg

アジサイの葉は、霜で焼けていい色を出している

P1000651_R.jpg

                                                   

さて、今日はいつもとは違って、レストランでランチと洒落ることにした。

「せっかく遠くへ行ったのなら、その土地で食事するのが旅の楽しみでしょ」と

言われたから。

                                                   

スマホは便利である

GPSで現在地を出して「レストラン」と入れると検索が始まり、

体験談まで読めるのだ。


                                                 

ブナの森の中にある、手作りの小屋が食事場所である。

P1000662_R.jpg

                                                 

石釜ピザを頼む。

ここのお客は、みなさん上品なことに気づく。

大声で騒ぐ人なんて居ないのだ。 みんな小さな声で静かに話し、料理が出ると

「写真に撮っていいですか」なんて尋ねてる。

私は勝手にもう撮っているけど。

P1000659_R.jpg

                                               

会計の時に、奥さんと二言三言喋ってみて分った。

上品というよりむしろ、心の清い人。

お客が品良いのはそれで、なのだ。

                                                

外に座っているお客が連れている犬を撮らせてもらう。

バーニーズ・マウンテンという品種。

ba-ni-zu000658_R.jpg


犬は可愛らしく、飼い主はこれまた素敵で。

                                                 

Mさん、貴方の言うとおりでした、旅先で食べる楽しみってこれですか。

雪が降る前の、小さな秋のレストラン。

目も舌も、そして心も満足した旅を終え、高速をぶっ飛ばす。

今日で17万キロ越え。

                                                


P1000667_R.jpg

2012年11月18日

脱輪した

朝はいい調子だった。

久しぶりにオオタカ、そして今季初のコチョウゲンボウと、好きなタカを見つけて。

kotyou4906Gk_R_R.jpg


                                                

頭上を小鳥の群れが飛ぶ、何だろう? 見上げつつハンドルにもたれる。

と、ガタンと衝撃。

                                                     


なんてこった、田んぼに脱輪したのだ。

JAFに電話してると、そばのキャベツ畑からおばさん(多分同年代)がやってきて

「大丈夫?」と気遣ってくれる。

                                                  

まもなく作業車から連絡。

現在地を説明するが、なにせここは干拓地の真ん中、何も目印がない。

先ほどのおばちゃんに尋ねながら話してると、「私が代わってやろう」と、作業の手を休めて

説明してくれる。

                                            

お蔭で、30分のち無事に作業車がやってくる。 地獄に仏、嬉しい限り。

きびきびしたお兄さんが、てきぱき働く。

                                               

左の前輪が完全に落ち、後輪は紙一重の所で何とか道路上。

レッカーで引っ張るにもこれじゃあ、と思ってたが、

意外にも、力わざではなく頭脳プレイで解決するのだった。

                                                  
現状はこんな。

P1000638a_R.jpg

まずは、後輪を確保する。

P1000639a_R.jpg

角材、板、金属板、そしてジャッキが主役である。

P1000640_R.jpg

そうやっておいて、前輪を上げる。

P1000641a_R.jpg

上がったー!

                                         

上がった前輪をさらに確保。


P1000642a_R.jpg

前から見たとこデス。

こうやっておいて、作業車のケーブルで故障車を引っ張る。

引っ張る器具も完備しており、決してエンジンを掛けて引っ張るのではなかった。

さて。

                                             

P1000643a_R.jpg

見事。 上がったではないか。

                                               

あとは、自力で前に出て完全脱出するだけ。 ここまで、お兄さんがやってくれる。

終始にこやか。 ほっそりした、八重歯の青年だった。

いやー見事な仕事ぶり。

日本ってすごい国だなと、こんなところで感心する。 合掌。


                                        

親切なおばちゃんにも感謝。

お礼にと、朝買ったどらやきを差し上げると、かわりに採ったばかりのブロッコリーを貰ってしまう。 

何をしてるのやら、これじゃお礼になりませんが。   合掌。                    

                                           

無事帰宅すると、走行メーターはあと45キロで17万キロ。

P1000645a_R.jpg

                                             

7年で17万かあ。 なかなかに走ったものである。

こうやって走り回れるのも、いろんな人の親切あればこそ。

                                            

皆さん、いつもありがとう。

最後に撮ったマヒワです。

上が雄、下が雌。

mahowa4980Gk_R.jpg

                                            


マヒワが飛べば、もうすぐ冬だ。