春の酵素
4月7日、毎日かき混ぜて愛着こもる、酵素を絞る日。
朝、今季初めてのハイタカ観察に出かける。
山上から見下ろす海はいつもどおり青く、山のあちこちに白い桜がさざめき、春は盛り。
海を越えてハイタカが飛びゆく
いいなあ、心の中で思いっきりつぶやく。
顔見知りの人たちと楽しい時間を過ごして下山。
友人の家に到着し、さっそく酵素のバケツを差し出す。
細かい目のネットをざるに敷き、バケツの中身をあけて、重しで押さえる。
そうこうするうち、花見の宴始まる。
今日は人数が少ないので、竹を容器にした「竹飯」を作る手はずだそうだ。
「えっ、何それ?」
青竹を切って、その中で炊き込みご飯を作ろうということのようだ。
大丈夫なのかなぁ。
しかしこのように、竹の加工は完璧にされている。
アルミ箔をかませて、ピタリとはまる蓋。
ノミを使ってやったのよ、これだけ作るの大変だからね、少人数でしかやれないのよ、とは
あるじの苦労の声。
さらにご丁寧に、炭火で焼いてゆく。
出来上がり。
焦げた竹と炭火の匂いがする、美味しいご飯ができていた。
大成功!
持ち帰った酵素も大成功!
萌え出した草を摘んで作った春の酵素は、効果の高いものだという。
こんな色をしている。
砂糖を使うから甘いが、ショ糖はブドウ糖に変わっていて柔らかな甘さだ。
次はタケノコや柿の葉、ドクダミで作るのはどうだろう?
なんだかはまりそう。
季節は進む。 シダレザクラが盛りとなった。
さて、これからは次の季節へ向かう。
私のタカ見も、ハヤブサが主役となってくる。