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2012年04月13日

春の酵素

4月7日、毎日かき混ぜて愛着こもる、酵素を絞る日。

朝、今季初めてのハイタカ観察に出かける。

山上から見下ろす海はいつもどおり青く、山のあちこちに白い桜がさざめき、春は盛り。

                                                     

海を越えてハイタカが飛びゆく

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いいなあ、心の中で思いっきりつぶやく。

顔見知りの人たちと楽しい時間を過ごして下山。

                                               

友人の家に到着し、さっそく酵素のバケツを差し出す。

細かい目のネットをざるに敷き、バケツの中身をあけて、重しで押さえる。

そうこうするうち、花見の宴始まる。

                                                

今日は人数が少ないので、竹を容器にした「竹飯」を作る手はずだそうだ。

「えっ、何それ?」

青竹を切って、その中で炊き込みご飯を作ろうということのようだ。


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大丈夫なのかなぁ。 

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しかしこのように、竹の加工は完璧にされている。

アルミ箔をかませて、ピタリとはまる蓋。

                                             


ノミを使ってやったのよ、これだけ作るの大変だからね、少人数でしかやれないのよ、とは

あるじの苦労の声。

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さらにご丁寧に、炭火で焼いてゆく。


                                                     

出来上がり。

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焦げた竹と炭火の匂いがする、美味しいご飯ができていた。

大成功!

                                              

持ち帰った酵素も大成功!

萌え出した草を摘んで作った春の酵素は、効果の高いものだという。

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こんな色をしている。 

砂糖を使うから甘いが、ショ糖はブドウ糖に変わっていて柔らかな甘さだ。

次はタケノコや柿の葉、ドクダミで作るのはどうだろう?

                                                    

なんだかはまりそう。

                                                    

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季節は進む。  シダレザクラが盛りとなった。

さて、これからは次の季節へ向かう。

私のタカ見も、ハヤブサが主役となってくる。

2012年04月09日

3月から4月へ

慌しく春は行き来する。

来るぞ来るぞと、心待ちにしている時間は長く

気配が濃くなったかと思うと、あっという間に長けてゆく春。

                                                      

今年も然り、3月は惜しむ間もなく過ぎて行った。

                                                      

山に残る雪が解け始め、根元から大地がのぞき出す

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梅ほころぶ

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草の芽が伸びる頃は酵素を仕込むのに良いと、友人が言う。

教えを乞いながら作ってみることにする。

                                                   

除草剤を使っていない田んぼや畑を、夏場からリサーチして知っているこの人に従い

草摘みに回る。

蕾には酵素が多い、しかし花には少ないという

咲かせるために使用されてしまうから。

                                                   

野草の名まえなら、いくつも言える。

食べられると知っているものはすべて摘む。

途中、ツクシ摘みに熱中。  おっと脱線。

腰が痛くなる寸前で、どうにか袋に集まった草の芽たち。

これを、今度は包丁でざくざく切って、白砂糖と混ぜながら漬け込んでいく。

酵素の素も忘れずに。

                                               


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完成。  旬の野菜、大根や人参も入れた。

これを毎朝毎夕手でかき混ぜて、発酵の手助けとする。

                                                   

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翌朝の状態。

混ぜると、その下には大量の水分が出ていて感激。 おお。

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春の大地から萌え出した、緑の草の芽たち。

気温がまだ低いから、2週間ほど混ぜ続けてから絞ろうと言われた。

                                                 

さて、楽しみなことである。

草を混ぜるうち、3月の日は過ぎて行った。

4月の7日、この日が完成予定である。 さてどうなるか。