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2010年09月27日

彼岸花にノビタキ

夏日から急転して秋らしく。

こうなると夏バテも回復し、秋を見つけに歩きたくなる。

「ノビタキ」は秋の使者、私の好きな小鳥。

スズメくらいだが、草花のてっぺんに止まるのが大きな違い。


彼岸花に止まるノビタキを撮りたい、それはここ数年の秋の目標ながら

なかなか実現は難しい。


まず、開花期と渡来の時期とが微妙にずれるから。


彼岸花が咲く頃この小鳥はまだ少なく、たくさん来るころに花は盛りを過ぎて、

無残に白けた姿をさらすことが多いのだ。


今年もその短いチャンスが巡りきて、田んぼを探索する。


チャンスをものにするためには、まずはノビタキが早く来る場所を見つけること。

勿論、彼岸花が咲き誇る場所でなくては。


結構な難問なのですよ、これが。


事前のリサーチ、そして幸運が必要。


まだ一度も満足いかない。今年こそ。


先日から目をつけた田んぼへ行くと、わずかだけどノビタキが来ている。

nobitaki6656_R.jpg

黄金の稲穂をバックに、可愛い秋の使者。


あっ!飛んで行ってしまった!

待ちながら見下ろす小さな川にカイツブリのヒナがいる。

弁足といわれる足で、頭をしきりにカイカイ。

kaitu6782_R.jpg

なんでもそうだが、子供は可愛い。

kaitu6784_R.jpg

毛玉のようなきょうだいが、揃って泳ぐ。無事に大きくなれよ。


さて、帰ってこないノビタキを探しに出る。

ああ、こんな遠くまで来てたのか。


1枚撮るが、「赤い人工物に止まってる」と見える。

人工物じゃあね、とピントも確認せず無造作に1枚だけ。


nobitakihigan_R.jpg


帰宅して確認すると、なんと「彼岸花に止まるノビタキ」じゃあありませんか。

ううう、我が目を呪う。

分ってればもっと粘ったのに。

もっとまともな構図で写したのに。

こうして、今年もまたチャンスを逃がした。

また来年。  いつもいつも、もう少しのところで逃がす。

鳥の向きが悪かった、花の咲き方がイマイチだった・・・


むずかしい理由の2点め、この花の細い花びらには、元々よくよくのことがなければ

小鳥は止まらない。

できそうでできない目標。でも、だから楽しい。


来週末、花は盛りを過ぎているだろう。

私の好きな使者は、なかなか望みを叶えてはくれそうにない。


しかし、秋は急速に装いを改め、夜半の雨とともに人知れず深まってゆく。

肌寒さがこんなにも心地よいのは、あの猛暑の意外な功徳か。

嬉しい季節がやってきた。


2010年09月23日

ようやくの秋

やっと涼しくなりました。

猛暑がすさまじかっただけに、ようやくきた秋の嬉しいこと!


鷹の渡りも始まっている。

南へ越冬のために飛ぶハチクマたち。

岬の丘から見下ろす青い海の上を、大きな翼を羽ばたかせながら逞しく越える彼ら。

hati6251_R.jpg


大陸高気圧は張り出しが弱く、背中を押してくれる風が吹かないためか

まだまだ数は少ないけど、はるばると渡る彼らの旅は始まっている。

アマツバメ。

ものすごいスピードで空翔る彼らも、群れをなして南へ渡る

これはハリオアマツバメ。

hario5094_R.jpg

はるばる赤道を越えて南下する旅は始まったばかり。

小さな体で海上を飛んでゆくのだ。可愛い目に、大海原は大陸はどう映るのか。


そして雨あがり、田んぼを見にゆけば

暦どおりに咲く彼岸花。


刈り取り間近の稲穂が光る。

inaho6466_R.jpg

畦に咲く彼岸花、白いサギ1羽。

higannbana_R.jpg

いやあ、ようやくの秋。嬉しいこと限りなし!

明日は夏服をしまおう。

秋の服で街を歩くのはいい気持ちだ。

タンスの中身を入れ替えて、さあ澄んだ秋を迎えよう。