梅雨の候
季節の過ぎ行くのは早いもの、しとしとと長雨の続く日々となりました。
かあっと太陽が照りつける真夏の前に配置された、緑が映える梅雨の候。
決して嫌いな時期ではありません。
博多駅には早くも七夕の笹が立てられ、「どうぞ願い事をお書き下さい」と短冊も添えられている。
一つ一つ見ると、やっぱり若いひとの筆跡が多く
「就活がうまくいきますように」「○○ちゃんと結婚できますように」といったものが
あるのは思ったとおり。
でも、意外に?みなさん心が広く、「口てい疫が収まりますように」
「平和な世界が来ますように」
更に「ここに書いてあるみんなの願い事が叶いますように」には感心してしまいます。
これを書くには、荷物を置いて手を空け、短冊の下に何か台になるものを当ててから
書く、といった手間がいる筈。
そこまでして他人のための願い事を書くということは、私には思いつかないことでした。
人の優しさに触れるとほんわか嬉しい気分になる。
車窓から見る雨の景色もひとしお胸に沁みて、心の重心が下がり落ち着いた気分。
どの田にもうす緑の小さな稲がずらりと並び、黒い水面に雨が落ちる。
雨具を着て稲を植える人は、育ちの悪いところを補充しているのでしょうか?
田植え後の美しい風景には、細く落ちる小雨が似合う。
山の木々も雨に濡れ、美しい緑を見せて柔らかに連なる。
時は小昼。
雨もまた良し。
仕事の合間に見る田園風景に心癒されて、ああ幸せだと思えることに感謝する。
私の生まれた国、日本は美しい。
