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2008年07月27日

坊がツルへ

九重へ出かけました。


月一度は山に行こうと決めたから。

体力に自信はありません。そこで、原生林を歩いて坊がツルへ登り、高原歩きをして

下山路を元の場所へ戻ってくる、というコースにします。


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             登り始め。 夏山の雰囲気溢れる入山口、 いいな〜


3年前の水害で登山路がメチャメチャになったここ。

登ってみると、土石流で荒れた沢を避けて原生林の中を歩くように

道が付けられており、前より快適なコースになってます。


林床の腐葉土を踏みつけるのは自然保護に反するのかも、でも

こういうおおらかなとこが九州の山のいい所。

コケもすぐに復活する暖帯林の生命力。


頭上から、野鳥の美しい声。   クロツグミか?

バードウォッチングを始めて良かったと思うのは、鳥の声がだいぶ分かるようになったこと。


明るい沢筋に、アサギマダラがふわふわ飛んでいます。

鳥のように、何百キロも飛んで渡りをする蝶。

ヒヨドリバナに群がる。

この蜜を吸ってオスとして成熟するとか、でもまあこんなに密集しなくても。


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                       「立派なオスになるんだい」


下界の暑さも忘れて涼しい木陰を歩くうち山の上に。

おや、草原が紫いろになってる。

近づくとノハナショウブの群生が。見事な眺めです。

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毎年来ていても、花の盛りはあっという間。  初めての出会い!

誰が山上にこのような花畑を期待するでしょう、思いがけなさがまた堪らない!


登りの汗が報われて、ここからは楽しい高原歩き。

ホオジロの声と緑の草原に心が癒されます。  見渡す限り、草の海。


坊がツルとは、修験道盛んな昔、ここに幾つもの僧坊があったことに由来すると。

山に囲まれたこの地が聖なる地であったことは、ここを見た誰にもうなずける。


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                         なんだか秋の気配が・・・


さーて、そろそろ下山しよう。

登りは汗だく、高原歩きはあっという間、下山は岩ゴロゴロ。

まったく、何が楽しみで山に登るんだか。


と思いながらも、やっぱり楽しかった一日。

2008年07月21日

コアジサシ(その2)

コアジサシウォッチング、今日は無事カップルになった2羽です。


「まぁ、こんな大きな魚を有り難う!」

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           いやぁーそう言ってくれるとボクも嬉しいよ!キリキリー


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         あら、もう行っちゃった。またワタシのために獲りに行ったのねー
                         いいダンナを見つけたもんだワ

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              さあ、それじゃ食べるとしよう。ゴク、あれ?大きすぎる!
                    オ、オエーーーッ

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                            ク、ク、ク・・・・


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                             食えん!!

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                            食えんゾー、あの馬鹿亭主ー


こういうこともあるんですね

頑張って大きな魚を捕まえたオスの勇み足?

・・で、このあとどうなったかというと、メスはくわえたまま飛び立ち、水辺へ行って

魚を放流したのです!

そのシーンを撮ったものの、間違って消しちゃいました(涙)

パソコンに入れる前に、ピントの甘いものは片っ端から削除するので・・・

上空からポンと落とすのではなく、水際でホバリングしながらの慎重なリリースでした!


絶滅危惧U種、少しでも増えて欲しい彼らです。

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2008年07月18日

コアジサシ (その1)

コアジサシの求愛を、今年はかなりじっくり観察できました。


彼らはオーストラリアあたりから、はるばると赤道を越えてやってきます。

オスは求愛のため、魚を獲ってきてメスにプレゼントするのですが、

そこにはいろいろと駆け引きがあり、興味深いのだとか。


プレゼント用には、ひときわ大きな魚を用意すると。可愛いものですねー!

さて、カタクチイワシみたいな魚をくわえたオスがやってきました。

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              ねえお嬢さん、ワタシと付き合ってくださいよー


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               お嬢さん、あいにく機嫌悪し。   「イヤよ〜」

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                      さっさと飛んでっちゃいましたー

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                 ガ〜ン、振られた 振られたぁ! 何が悪かったんだろ?


憮然とするオス、 でもネバーマインド、また挑戦さ。

こうなったらえり好みなんてしてらんない、手当たり次第に行こうと決意したみたいで


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       ねえねえお二人さん、どっちでもいいからボクと付き合って!


でもこれは裏目に出ちゃいました。「何よ!この遊び人!」と嫌われる。


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             あ〜あ 難しいんだなぁ、  女心は分かんないぜ!

あきらめ気味の彼を見て、どこかから別のオスが。


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          「お〜いお前、その魚よこせよ!オレの彼女にやるからさ!」
     
          「うわ〜今日は厄日だ! オトコになんてやらないぜ!」と逃げてゆく・・・


懸命な彼らに幸あれ!

2008年07月13日

お汐井とり

今年も山笠の時季。


9日は追い山開始、お汐井取り。

この日はうちの炊き出し当番でもあり、「始まったなー」との感慨とともに詰め所へ。


箱崎宮の海ぎわまで集団で走って行き、お汐井(砂)をカゴ(てぼ)に取り、

1年間これを門口に置いて災い除けにする、というものですが、

大集団がやるのですからなかなか大変。見ものでもあります。


食べ物の用意をして待つうち、さあそろそろ帰ってくる頃。

ご近所の奥さんの携帯に、ご主人から「あと10分で帰り着く」と報告。

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   商店街に行ってみると、若い衆が飾り山を脇によけている最中。


櫛田神社に帰り着いたあと、それぞれ自分の町に帰るのですが、ひとまず

当番町に行き互いに挨拶をしてから。

町ごとに飾り山のそばを通り抜けて走ります。

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                      「大黒流れ」の旗を先頭に。

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              当番町が通る。  長ハッピ着用、これが正装。

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                        あとは各町が水ハッピで通る。

ようやくすべてが終わってわが町、川中(かわなか)が帰ってきます。

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           山笠は組織社会、順番にならんでの直会(なおらい)


総代の挨拶、取り締まりの挨拶、そして乾杯。

高揚がこちらにも伝わってきます、やはり祭りはいいですね!


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           今日の炊き出しは吸い物、あとはおにぎり・つまみ類。
  

2008年07月08日

山へ

同窓会に出たら、周りは日常的に走るヒト・登山するヒトばかり。

ま、そういったテーブルに座ったのは私なのですが。

毎月一度山へ行く日常を離れたのは、鳥の魅力にはまったゆえ。でも、

このテーブルでの会話に発奮。・・・やっぱり身体を動かさなきゃ!

ということで、近くの山を久しぶりに訪れました。

登山道に入ると、「お帰り」という雰囲気。何がこんな気にさせるのか?

「ああ、山はいい」こう自分がつぶやくのも分かっていた。


山アジサイが花盛り、そこここに。

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                        沢をバックに可憐に咲く。

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            時には谷いっぱいに株が広がり、あじさい園のよう。


天候が良くないせいか、誰にも会わない静かな山です。

朝方降った雨が急流となって沢を下る。白いしぶきが土の黒さを際立たせて。


去年来た時はここでヤマカガシに会ったなぁ、こんなガスの日には毒蛇はイヤだけど。

幸い、長いモノに出会うこともなく沢をつめる。

縦走路に入るとようやく登山者の影。こんにちは、と声を掛け合いながら歩く。

眺望のきかない稜線を黙々と歩き、はや下山路の入り口に。

雨で濡れた草むらをかきわけ、はしご伝いに急降下。

ズボンはすっかり濡れているけど、雨具を着ないまま沢を下る。

沢が広くなった所でオオルリの声。


見上げると、こずえのてっぺんでさえずる姿。カメラを向けるも、標準レンズでは手も足も出ない。


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                     めちゃめちゃトリミングしてこの程度。


あ〜あ、いつもの500ミリがあればバッチリ撮れるのになぁ。


こういう時に限って、さらに下方でもう一羽。


繁殖が終わっても彼らはさえずるのですね。


下流に行くにつれ水量多く、渡るのに頭を使う。

あれだけの雷雨でしたものね、すごい流れだ。  でも何とかなるだろう、そう思って

下りだしたのですが、一箇所だけルートを間違ってズボンの裾を濡らしました。


こういうのって、自分の能力を測るチャンス、決して不快でもありません。

なんとか難に遭わず下りきりました。

川幅が広がるとそろそろ林道、あ、私の車が見える。


このルートは、登り始めた地点にまた帰って来れるという利点があるので良く歩きます。


やあ、けっこうな運動量だった。


昨日から思い悩んだ事がすっきり消えている自分を発見する。

なんだ、こんな些細なことか。

身体と心は、互いに支えあっている。


どちらも同じ比率、どちらかを軽視してはいけない。それを悟って山を後にする。


軽くなった身体と心を持って。

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