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2008年05月27日

カッコウ

子供の頃よく歌ったカッコウの歌。誰もが知ってるその名。


でも、姿を見たのは3年前です。翼をダラリと下げて止まるヘンな鳥。

あれ、くちの中がダイダイ色。

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自分で子育てをせず、別の鳥の巣にすきをみて素早く産卵。  その間10秒。

1日おきに20個ほどあちこちと産み付けてまわるそうです、ご苦労さんだね。


巣のなかで1番に孵化するカッコウのヒナは、ほかの卵をうんとこしょ、と背負って

ぜ〜んぶ放り出します。自分だけが食料ひとりじめ。


どんどん大きくなるこのけしからんヒナを、育ての親はせっせと養う。

自分より大きなヒナを、わが子と信じて育てるいじらしい姿。(ちょっとは考えてみたら?)

でも、小さな猛禽・モズなんかに托卵しちゃうと、たまに「あやしいヤツ」と見破られ、

攻撃されて死ぬヒナもあるとか。なかなかハイリスクな企みなんです。


オオヨシキリみたいな平和?な鳥でも、托卵が2度3度と重なると

見破って排除する程度の賢さはあると。  (もうだまされないわよ)


自分で営巣したほうが早そうなのに、なんでこんなややこしいことをするのか。

なんでも、変温動物っぽくって、夜は体温が10度も下がるので抱卵に向かないのだとか。

(爬虫類か、キミは)

だから、卵の模様を巣の主のそれと似せる工夫をしてまで托卵に命を懸ける?と。

(育ての親と同種の鳥にまた托卵しますから、毎回模様を変えるワケではありません)

頭がいいのかも。


今高原では、カッコウ、カッコウと、声高らかに彼らの春がたけなわ。

耳に心地よいその声、ああ心がほどけてゆく、 新緑に似合う声。

その、のどかそうな姿の蔭には托卵のドラマ。みんな、生きるのにせいいっぱい知恵をしぼる。


おや、2羽で追いかけっこ

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オスらしいのが鳴きながらメスを追い回している  プレゼントはないのかね、キミ?


ヒナをそだてないカッコウ、エサの贈り物をして「稼ぎのよさ」を誇示する必要は

ないってワケか・・


    二つゐて 郭公どりの啼く聞けば

             こだまのごとし かはるがはるに (島木 赤彦) 


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とりとめもなく考えるうち、さみどりのなか休日は過ぎます。

2008年05月19日

初夏の鳥

そろそろ初夏、過ぎ去る季節の速さに驚くばかりです。


田植え後の水田が水を湛え、この時期は花の頃以上に日本の美しさを思います。

山や空を写しこむ水田、鏡となった大地、そこに「勤勉」とか「安心」とか「営々と積まれた努力」

とか、いろんな背景を感じるからでしょう。


そんな田園が広がる郊外に遠出し、私の好きな夏鳥のひとつ、ブッポウソウを

見てきました。


居た居た、仲良い2羽がぴったりと寄り添っています。


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お腹すいたワ、という風情のメスに、「よっしゃー」と張り切るオス。

飛んで行ってしばらくたつと、昆虫をくわえて帰ってきます。

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ほら、プレゼントだよ 食べて!

メスのハートを獲得するべく、涙ぐましい努力ぶり。楽しげにまた飛び立ちます。


こうやってあちこちでカップルができ、鳥たちは繁殖に忙しく

抱卵、給餌、そして巣立ちと、私も観察に忙しくなる嬉しい季節。


仲良い彼らを見て半日を過ごし、満足とともに別れを告げます。

帰る道すがら、収穫前の麦畑が「麦秋」の言葉さながらに黄色く色づいている。

手入れされた畑と背後の森のコントラスト。  ああ、日本は美しい!


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2008年05月12日

母の日

4月21日

一足早い母の日、といって長女から花束が届く

カード「お母さんへ 大好きなお母さんへ いつも有り難う」
 
メール「今受け取りました。今までで一番センスいい花束!有り難う。添えられたコトバも

    ぐっときたよ、育てて良かった、ほんとに。苦労がぜんぶ吹っ飛んだ。お母さんより」

メール「残業中メールを見て泣きそうになった〜 こちらこそそう言ってもらえると嬉しい! 

    イキイキ輝くお母さんは娘にとって自慢です!」

5月の連休

帰省した次女が、帰る直前に花束をどこからか持って来る。

「はい、母の日。薔薇と百合と紫陽花、お母さんの好きな花を入れてもらったよ。

鉢植えは高くて買えないし、この頃お母さんよく出かけるからネ、水やり大変だろうと

思って花束にした」

5月11日

息子からのメール「いつもありがとさん。今年はちょっと忙しくて、金もなくてプレゼント

     買ってないとって(*_*)  誕生日にはプレゼント買うけん待っといて!」

長女のメール「まだしばらくは大阪に居ると思うけど、いつもお母さんたち家族がいるから

    頑張れます!住む場所は離れても心は一緒!これからもきれいで若い、元気な

    お母さんでいてください」


仕事をやりながらの育児は本当に大変でした、歯を食いしばって、ということもあり。

でも、こんなに報われるとは嬉しい限りです。


父の日の2〜3日前には、「父の日だよ」と私が注意を喚起しとくのですが、

よく確かめもせずその日のうちに「父の日だね」とメールするヤツも居て、どうも

父親は分が悪い。


いや〜母の日は私にとって1年で1番嬉しい日!!

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2008年05月07日

干潟のシギ

連休の一日、人ごみを避けて佐賀・有明海沿いへ行きました


ここは沢山のシギやチドリが生息する、日本有数の干潟

満潮とともに干潟が狭まり、潮に追われてシギ達は岸辺に寄ってくる

やがて岸がなくなると数千の鳥が一斉に飛び立つ、それは壮観!


この日は道草を食って遅れ、到着した時にはもう海がそこまで来ていて鳥の姿もない

あれれ・・   ではシギのエサ取りでも見物しようと、引き潮を待つ


チュウシャクシギが曲がったクチバシを泥に入れてしきりに探る

あ、カニを捕まえた

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くわえたままトットットッと走って仲間から離れ

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振り回してハサミを取ろうとする  泥がかかるのか半眼になって懸命


なかなか取れず、やがてポトリ

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またくわえ、落とす・・ あれ、いつの間にかハサミが取れてる


こうやって足もほとんど取って、さあ飲み込むぞ!

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甲羅はそのままで構わない模様、カルシウムたっぷり

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あ〜うまかった、満足満足 バタバタッ

これだけたくさんの数のシギ達を賄える、ここはいのち湧く海。